杭抜き工事

 
 
 
 
 
 
 
 
 

既存杭はさまざまな状態で地中にあり、引抜き、埋戻し(注入)には多くの課題があります。

杭先端パワーチャッキング(PG)工法

PG工法はさまざまな状態の既存杭を完全撤去し、同時に抜き跡の最深部から確実に充填します。

PG工法とは何か?
 
既存杭の外周を包み込むようにケーシングで掘削し、杭の先端に達したら、ケーシング内部の爪でチャッキング。既存杭をケーシングに内包した状態で引き上げる工法です。
さらにケーシングの先端部から充填材の注入が可能で、掘削中、引き上げ中に、必要に応じて充填材を注入することで抜き跡環境の最適化を実現します。

既存杭を安全に完全撤去!
 
既存杭全体をケーシングで包み込んで引き上げるので、中折れ、破損、ジョイント不接合などの杭も確実に撤去できます。また杭周辺に築造された「セメントミルク固化部」なども、地中に残すことなく同時に撤去します。
杭を玉掛けワイヤーで引き上げる作業をしないため、玉掛けに起因する事故とは無縁。安全確実な杭撤去が可能です。

杭穴最深部から確実な充填!
 
掘削時には、ケーシング先端から充填材を吐出しながら掘削し、ケーシング内外の土砂をソイルセメント化しながら掘り進むことが可能です。
引き上げ時には杭穴最深部から、充填材を注入しながら引き上げるので、杭抜き穴の全長にわたり、確実な充填が可能です。

PG工法の標準施行手順