IPF工法
IPF工法は様々な状態の既存杭を完全撤去し、同時に抜き後の最深部から確実に充填します。
(杭先端パワーチャッキング(PG)工法と同等工法)

IPF工法とは?
既存杭の外周を包み込むようにケーシングで掘削し、杭の先端に達したら、ケーシング内部の爪でチャッキング。既存杭をケーシングに内包した状態で引き上げる工法です。
さらにケーシングの先端部から充填剤の注入が可能で、掘削中、引揚中に、必要に応じて充填剤を注入することで抜き後環境の最適化を実現します。
Certification
認証

2022年8月 一般社団法人日本杭抜き協会の認証を取得いたしました
Quality
IPF工法の特徴
杭先端チャッキング方式
既存杭をケーシング内部の爪でしっかりとチャッキング。
ケーシング引き上げによって既存杭を撤去する工法です。
杭の全長を包み込んで引き上げるので、一般工法では完全撤去が難しい杭も引抜が可能です。
折れ杭、壊れた杭 ジョイント部未接合、柱状地盤改良杭、斜杭(傾斜核3.0度程度)などにも対応しています。


既存杭を安全に完全撤去
既存杭全体をケーシングで包み込んで引き上げるので、中折れ、破損、ジョイント敷設豪などの杭も確実に撤去できます。また杭周辺に築造された「セメントミルク固化部」なども、地中に残すことなく同時に撤去します。
杭を玉掛けワイヤーで引き上げる作業をしない為、玉掛に起因する事故とは無縁。安全確実な杭撤去が可能です。
杭穴最深部から確実な充填
掘削時には、ケーシング先端から充填剤を吐き出しながら掘削し、ケーシング内外の土砂をソイルセメント化しながら掘り進むことが可能です。
引き上げ時には杭穴最深部から、充填剤を注入しながら引き上げるので、杭抜き穴の全長にわたり、確実な充填が可能です。
Flow
作業の流れ

既存杭の杭頭は、引抜工事着手前に事前測量します

測量された杭芯より逃げ杭を直交2方向に打ち込み、定尺棒を用いてケーシングの中心を杭芯に合わせます

ケーシングの鉛直制度を確認して掘削を開始。
ケーシングは既存杭の傾斜に沿って追随し、ケーシング傾斜角度にリーダー角度を調整します

掘削液をケーシング先端部から吐出し地盤の掘削抵抗を減少させ、ケーシング内外を泥土化。
これにより、孔壁の崩壊・ケーシング内圧による既存杭の破壊を防止します。

掘削完了後、押圧装置を作動させ既存杭をチャッキングし充填剤の注入を開始します。

オーバーフローを確認したらケーシングの引き上げを開始します。

ケーシング引き上げ速度は孔口の液面管理を行いながら調整します。

杭の引抜き・充填剤注入が同時に完了します。

既存杭の杭頭は、引抜工事着手前に事前測量します

測量された杭芯より逃げ杭を直交2方向に打ち込み、定尺棒を用いてケーシングの中心を杭芯に合わせます

ケーシングの鉛直制度を確認して掘削を開始。
ケーシングは既存杭の傾斜に沿って追随し、ケーシング傾斜角度にリーダー角度を調整します

掘削液をケーシング先端部から吐出し地盤の掘削抵抗を減少させ、ケーシング内外を泥土化。
これにより、孔壁の崩壊・ケーシング内圧による既存杭の破壊を防止します。

掘削完了後、押圧装置を作動させ既存杭をチャッキングし充填剤の注入を開始します。

オーバーフローを確認したらケーシングの引き上げを開始します。

ケーシング引き上げ速度は孔口の液面管理を行いながら調整します。

杭の引抜き・充填剤注入が同時に完了します。
Movie
IPF工法での実例